御正忌報恩講法要を営みました

御正忌報恩講法要

1月19日(日)朝・昼2座にわたって御正忌報恩法要を営みました。
当日は穏やかな日和となり、ご参詣の皆さまともどもに親鸞聖人のご遺徳を偲びつつ、お勤めをしご法話をお聴聞しました。

朝座にてお正信偈のお勤めの最中
朝座にてお正信偈のお勤めの最中

法話のご講師は三原市大和町徳正寺住職の徳正俊平師。西招寺へはこの度がはじめてのご出講です。

「本願力(ほんがんりき)にあひぬれば むなしくすぐるひとぞなき
   功徳(くどく)の宝海(ほうかい)みちみちて 煩悩(ぼんのう)の濁水(じょくすい)へだてなし」(『高僧和讃』)

心とはいったい何なのか、それはものの見え方なのです、ということについて、ご自身の体験談を交えながら明快にお話しくださいました。

ある出来事に意味を見いだせない時、我々はむなしいと感じます。しかし、あなたを決して見捨てないという阿弥陀様のはたらきにひとたび出遇ったならば、むなしいはずのあのつらい出来事にさえも、尊いご縁であったという意味が与えられていきます。どのような人生も決してむなしくは終わらせないのが本願力というはたらきなのだということを、お聞かせいただきました。

内陣のお荘厳
朝座のお聴聞の様子
講師の徳正師
昼座の勤行中の様子
昼座のお聴聞の様子

お斎はお精進、しっぽくうどんとお赤飯をいただきました。朝からご準備ありがとうございました。
片付けの後、総代さんとの反省会で、今後の法座のあり方について前向きなご意見をいただきつつ、無事お開きとなりました。

お寺便り「さいちょうじ」51号の4頁、春彼岸のご案内に誤記がありましたので、この場をお借りしてお詫び申し上げます。
  
 春彼岸永代経法要
 3月19日(水) 昼座13時半~ 夜座19時~
   20日(木)春分の日 朝座10時~