秋彼岸 永代経法要

9月21日(土)の昼座・夜座、22日(日)の朝座の3座にわたり、秋のお彼岸 永代経法要をお勤めいたしました。
お天気は不安定ながら両日ともに多くのご参拝があり、ご一緒に懐かしい人を偲びつつ、仏さまのお話をお聴聞しました。
新たな永代経のご縁の開闢(かいびゃく)法要では、法名を揮筆したお軸を前にお焼香いただきました。

ご講師は宮部誓雅先生(大阪府摂津市)。
如来とは、如より来たる、さとりの世界である“如”からこの私たちの世界に現れ出て“来”られたお方という意味であり、具体的には南無阿弥陀仏というすがたを取ってこの私たちと関わりを持ってくださっているということについて丁寧にお説きくださいました。
また、仏さまのさとりの世界は私たちには見ることも触れることも、思いも及ばない世界であって、その世界のことを私たちにわかるように物語の形で説かれたのがお経…とのお示しには、なるほどとうなずかされました。
ご法話をお聞かせいただきながら、この永代経は我々のなす営みのようで、限りない過去から限りない未来へと連なる如来さまの御しわざだということをしみじみと感じました。